HIITトレーニングとは?忙しい現代人にこそ最適な時短ワークアウトの魅力

こんにちは!REVIVEトレーナーのたけるです!
時間がないけれど効率よく脂肪を燃やしたい。体力をつけたいけれど、長時間の有酸素運動は苦手。そんな悩みを持つ人に、いま改めて注目されているのが HIIT(High Intensity Interval Training) です。短時間でしっかり成果を出せるトレーニングとして世界中で広まり、日本でも一般のフィットネス愛好者からアスリートまで幅広く取り入れられるようになりました。
この記事では、HIITとは何か、どんな効果があるのか、初心者向けのメニュー例、注意点まで分かりやすくまとめて解説します。
■HIITとは?その仕組みを簡単に理解しよう
HIITは、高強度の運動と短い休憩(または低強度運動)を繰り返すトレーニング方法です。一般的には「20秒全力 → 10秒休憩」を1セットとして繰り返す「タバタ式」が有名ですが、時間配分は目的や体力に合わせて自由に調整できます。
HIITが優れている理由は、短時間で心拍数を一気に高め、体への刺激を最大化できる点です。通常の有酸素運動では到達しにくい強度に短時間で到達でき、身体が アフターバーン効果(EPOC:運動後過剰酸素消費量)を引き起こし、運動後も脂肪が燃え続けると言われています。
■HIITの主なメリット
・短時間で高い脂肪燃焼効果
HIITが人気の最も大きな理由は、10〜15分程度の運動でも高い脂肪燃焼効果が期待できることです。忙しいビジネスパーソンや家事育児で時間がない人でも続けやすいのが魅力です。
・運動後も代謝が高い状態が続く
アフターバーン効果により、トレーニング後も数時間にわたりエネルギー消費が通常より高まるとされています。短時間でも効率良く脂肪を燃やせる仕組みです。
・心肺機能の向上
高強度の運動を繰り返すことで、心肺機能が自然と鍛えられます。ジョギングよりも短時間で心臓や肺にしっかり刺激が入り、持久力向上にもつながります。
・筋力や瞬発力も同時に鍛えられる
HIITで取り入れる動作は、ジャンプやスクワットなどの全身を使う運動が多いため、筋力アップや基礎体力の向上にも効果的です。
・飽きずに継続しやすい
HIITはメニューの組み合わせが自由で、毎回違う構成でもできます。飽き性の人でも楽しく続けられやすい点も大きなメリットです。
■ 初心者向けHIITメニュー:5分から始められる構成例
「いきなり全力は不安…」という初心者でも取り組みやすい5分のメニュー例を紹介します。自宅でスペースさえあれば器具なしでOKです。
▼ 5分HIITメニュー(20秒運動 → 10秒休憩)
・ジャンピングジャック
全身を使ってリズムよく動く。ウォーミングアップ効果も高い。
・スクワット
太もも・お尻の大筋群を動かし心拍数も上がりやすい。
・マウンテンクライマー
体幹と下半身を同時に刺激。お腹も引き締まる。
・バーピー(強度が高い場合はハーフバーピーに調整)
全身運動で強度UP。
・ハイニー(その場で腿上げ)
最後に心拍数をしっかり上げる仕上げ種目。
これを1サイクルとして、体力に応じて2回、3回と増やしていくのがおすすめです。

■ 実施するときの注意点
HIITは効率が良い一方、強度が高いトレーニングであることを理解して安全に取り組むことが大切です。
・無理に全力を出さない
「全力で!」と聞くと頑張りすぎてしまいがちですが、フォームが崩れるほど追い込むとケガの原因になります。最初は“60〜70%の全力”で十分です。
・ウォーミングアップとクールダウンは必須
関節や筋肉が温まっていない状態で高強度運動を行うのは危険です。軽いストレッチやその場ジョグなどを数分取り入れましょう。
・心疾患などがある場合は医師へ相談
心拍数が急上昇するトレーニングのため、持病がある方は専門家への相談をおすすめします。
・頻度は週2〜3回から
毎日やる必要はありません。むしろ回復時間も重要なので、間隔を空けて取り組むほうが効果的です。
■HIITを習慣化するコツ
HIITは短時間でできるからこそ、習慣化すれば生活に大きな変化をもたらします。続けるためのコツをいくつか紹介します。
・開始前に時間を決める(朝10分、夜9時など)
・音楽やアプリを活用し、タイマー不要の環境をつくる
・種目を変えて飽きを防ぐ
・「5分だけやる」とハードルを下げる
・記録アプリで達成感を可視化する
継続できれば、基礎体力がつき、体型の変化も徐々に感じられるはずです。
■ まとめ:HIITは忙しくても結果を出したい人の最強トレーニング
HIITは短時間・低コストで始められ、脂肪燃焼、心肺機能向上、体力アップと多くのメリットがあります。「継続したいけど時間がない」「効率重視でトレーニングしたい」という現代人にぴったりのワークアウトです。
自宅で、外で、ジムで、場所を選ばず取り組めるので、まずは5分からぜひ試してみてください。あなたの体と習慣が、きっと大きく変わり始めるはずです。